結婚式は一生に一度の大切なイベントですが、高額な費用が悩みの種。
しかし、工夫次第でコストを抑えながらも、華やかで素敵な結婚式を挙げることができます。本記事では、結婚式費用を抑える具体的な方法やお得な支払プランなどをご紹介します。
結婚式の費用相場
結婚式の費用は、式の規模や会場の選び方によって大きく変わります。
一般的な結婚式
全国平均は、およそ300万~400万円ほどかかるとされています。
主な内訳としては、挙式と披露宴の費用が250万~350万円、衣装代が30万~60万円、写真や映像の撮影費用が20万~50万円、招待状やペーパーアイテムが5万~10万円、装花や装飾が10万~30万円、さらに引き出物や演出などの費用が50万~100万円程度かかることが一般的です。招待するゲストの人数は60~80人程度が平均的で、料理やドリンクの費用も大きな割合を占めます。
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費用を安く抑えられる4項目
(1) 会場選び
- ホテルや専門式場ではなく、公園、レストラン、ゲストハウスなどを選ぶことで会場費を削減。
- 平日やオフシーズン(冬や夏)を選ぶと、会場費が大幅に安くなることも。
(2) 衣装代
- 購入ではなくレンタルを選ぶことで費用を節約。
- リサイクルドレスやアウトレットのウェディングドレスを活用。
- 海外通販を利用すると、日本のショップより安価に購入できることも。
(3) 招待状・ペーパーアイテム
- ペーパーアイテム(招待状、席札、メニュー表)を手作り。
- デジタル招待状を活用し、印刷・郵送コストを削減。
(4) 装花・装飾
- 生花ではなく、造花やドライフラワーを活用。
- 花の種類を限定し、季節の花を使うことで費用を抑える。
- DIYで装飾を作る。
(5) カメラマン・映像
- プロのカメラマンを依頼せず、友人やアマチュアのフォトグラファーに頼む。
- 結婚式の映像をプロに頼まず、ゲストに撮影を依頼。
ゲストにバレずに節約できるもの
- ケーキ: フェイクケーキを使用し、ゲストには別のカットケーキを提供。
- 引き出物: 実用的なものやカタログギフトを選ぶことでコスト削減。
- メイク・ヘアセット: 美容室でセットしてもらうより、セルフメイクや友人に頼む。
- プログラム: 高価な演出を避け、友人による余興などを活用。
式費用を抑えても高見えするコツ
- テーブルコーディネート:シンプルなクロスとナプキンを活用。キャンドルやライトを使うと豪華な雰囲気を演出できる。メインテーブルの装花は豪華にしつつ、ゲストテーブルはグリーンやキャンドルを活用するとコストを抑えつつ高級感を演出。
- 衣装の工夫:シンプルなドレスに、ベルトやアクセサリーで華やかさをプラス。派手な装飾のあるドレスは安っぽく見えることがあるため、シンプルかつクラシックなデザインの方が高見えしやすい。
- 会場:ライトアップやカーテンを活用し、高級感を出す。自然光が入る会場を選ぶと、装飾を最小限にしても明るく華やかな印象に。シンプルな会場ほど、装飾次第で高級感を演出しやすい。少人数向けの会場を選ぶことで、豪華な雰囲気を作りやすい。
- 料理の演出:高価な食材より、盛り付けや彩りに工夫をすることで高級感を演出。ウェディングケーキは大きなものではなく、シンプルなケーキ+デザートビュッフェにすることでコストを抑えながらおしゃれな演出が可能。
結婚式の自己負担0プランやお得な支払方法
結婚式の費用負担を抑えたい方に向けて、自己負担をゼロにするプランやお得な支払方法をご紹介します。
1. ご祝儀で賄う「後払いプラン」
- 結婚式場によっては、ご祝儀を使って費用を支払う「後払いプラン」を提供しているところがあります。
- 挙式後にまとまったお金が入るため、事前の貯金が少なくても挙式が可能。
- ただし、ゲストの人数やご祝儀の金額をある程度想定して計画することが大切。
2. 「ゼロ婚」などの低予算プランを利用
- 「ゼロ婚」「スマ婚」などのサービスを利用すると、自己負担を抑えながら挙式が可能。
- 最低限のプランを利用し、オプションを抑えることで更にコストを削減。
ゼロ婚とは?
ゼロ婚(自己負担ゼロの結婚式)とは、主にご祝儀を活用して結婚式費用をまかなうスタイルです。初期費用がかからず、挙式後に入ってくるご祝儀をそのまま式場の支払いに充てるため、「貯金がなくても結婚式ができる」として人気があります。
- ゼロ婚の仕組み
- 初期費用が不要:通常、結婚式の予約時に会場費や衣装代の前払いが必要ですが、ゼロ婚プランではこの負担がありません。
- ご祝儀払いが可能:結婚式当日や後日に入るご祝儀をそのまま式場に支払い、自己負担をなくす。
- 基本プランがセット化:挙式・披露宴の必要な要素(会場、衣装、料理など)がセットになっており、追加オプションをつけなければ自己負担をゼロにできることが多い。
ゼロ婚のメリット・デメリット
メリット
- 貯金がなくても結婚式ができる
- 初期費用が不要なので、資金計画が立てやすい
- シンプルなプランで準備が楽
デメリット
- 適用できる会場や日程が限られる(オフシーズンや平日など)
- オプションを追加すると、結局自己負担が発生する
- ご祝儀だけでは足りない場合、追加で支払いが必要
格安婚とは?
格安婚とは、ゼロ婚とは異なり、ご祝儀の仕組みを活用せずに、最小限の予算で結婚式を挙げる方法です。一般的に「スマ婚」「小さな結婚式」「フォトウェディング」などのプランがあり、10万~50万円程度で実施できる場合があります。
格安婚の種類
- スマ婚:
必要なサービスを自由に選べるカスタマイズ型の格安結婚式
一般的な結婚式より30~50%安くなる
自分で用意できる部分(衣装・カメラマン・装飾など)を持ち込み可能 - 小さな結婚式:
家族や親しい友人のみを招いた少人数婚
10万~30万円ほどで挙式可能
簡素な内容でも、挙式や写真撮影をしっかり行える - フォトウェディング:
挙式はせず、ウェディングドレスやタキシードを着て写真撮影のみを行う
スタジオ撮影なら5万~10万円、ロケーション撮影なら10万~20万円程度 - レストランウェディング:
高級ホテルや専門式場よりリーズナブルなレストランでの結婚式
料理と会場費のみで抑えられるため、50万~100万円程度で実施可能
格安婚のメリット・デメリット
メリット
- 必要最低限の費用で結婚式ができる
- 費用のコントロールがしやすい
- シンプルでも本格的な挙式が可能
デメリット
- 華やかさや豪華さに欠ける場合がある
- 選べるオプションが少ないため、自由度が低い
- 人気の会場や日程は予約が取りにくい
ゼロ婚・格安婚はどんな人におすすめ?
貯金が少なくても結婚式を挙げたいカップル
シンプルな挙式で満足できるカップル
費用をできるだけ抑えて新婚旅行や新生活に回したい人
少人数でアットホームな結婚式を希望する人
ゼロ婚も格安婚も、工夫次第で素敵な結婚式を挙げることができます。予算が厳しい場合でも、自分たちの希望に合ったスタイルを選んで、無理なく結婚式を楽しみましょう。
3. クレジットカード払いでポイントを活用
- 結婚式費用をクレジットカードで支払い、高還元率のポイントやマイルを貯める。
- 貯めたポイントを新婚旅行や家具購入に活用。
- 分割払いやリボ払いを利用すると、負担を分散できるが、利息には注意。
4. ブライダルローンを活用
-
- 銀行やブライダル専門ローンを利用すると、低金利で結婚式費用を借りられる。
- 一括払いが難しい場合に検討する価値あり。
ただし、無理のない返済計画を立てることが重要です。
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限られた予算でも結婚式を挙げたい
結婚式の費用が厳しい場合でも、アイデア次第で素敵な式を実現できます。以下のポイントを参考にしてみてください。
少人数制の挙式を検討する
家族や親しい友人だけを招待することで、会場費や料理代を大幅に削減。
自宅や公園でのガーデンウェディング
レストランや貸切スペースよりも低コストで実施可能。
手作りアイテムを活用する
招待状や装飾品をDIYで用意し、オリジナルの雰囲気を演出。
持ち込み可能な会場を選ぶ
衣装や装花を外部から手配することで、コストダウンが可能。
ウェディングドレスのレンタルやリサイクル品を活用
新品にこだわらず、リユースアイテムを活用することで大幅節約。
まとめ
結婚式の費用は、工夫次第で抑えつつ、質を落とさずに素敵な式を挙げることができます。大切なのは、「どこにお金をかけ、どこを削るか」を明確にすることです。豪華な式場や高価な装飾がなくても、心のこもった演出や温かみのある雰囲気で、ゲストに満足してもらえる結婚式は十分に可能です。
また、費用を抑えながらも高見えする工夫を取り入れることで、シンプルながらも洗練された印象を演出できます。手作りアイテムの活用や、照明・装飾の工夫など、ちょっとした工夫が大きな違いを生みます。
結婚式は「人生の節目」となる大切なイベントですが、高額な出費に悩まされることなく、自分たちらしいスタイルで楽しむことが何よりも大切です。今回ご紹介したアイデアを参考に、限られた予算でも満足度の高い結婚式を実現してください!