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お弁当と一緒に持っていきたいお花見シーズンおすすめ和菓子4種

春は和菓子が食べたくなる季節。あなたは、団子と餅の違いを説明できますか?
実は、似ているようで違う団子と餅。その他にも、白玉粉や葛など、和菓子には色々な素材が使われます。今回は、団子や餅、その他の素材の特徴をお伝えします。
古くから食べられてきた春にぴったりの和菓子もご紹介するので、お花見のお供選びの参考にしてくださいね!

和菓子

色々な種類がある和菓子ですが、それぞれ何が違うのでしょうか

意外と知らない和菓子の世界

団子と餅、その他の素材の違いとは?

団子や餅、白玉や求肥は同じようなイメージですが、素材や製法に違いがあります。意外と知られていない違いをご紹介します。

団子は「うるち米の粉」

うるち米とは、普段私たちが食べている「ごはん」のことです。団子は、うるち米を砕いて粉にし、水を加えてこね、茹でたり蒸したりすることで作ります。
団子は餅よりも粘りが少なく、ツルッとしていることから、表面を焼いたり、柏や笹の葉などで包むのにも適しています。

餅は「もち米の粒」

餅は、もち米を粒のまま蒸してつき上げることで作ります。
もち米とうるち米では、含まれるデンプンの構成に違いがあります。うるち米はアミロースが20%、アミロペクチンが80%含まれているのに対し、もち米はアミロペクチン100%です。アミロペクチンは粘り気のあるデンプンのため、餅は柔らかく伸びるような特徴を持ちます。

白玉や求肥もお米から

白玉や求肥も和菓子では定番ですが、正体を知らない人も多いのではないでしょうか?
白玉は白玉粉から作られます。白玉粉はもち米を洗った後、水と一緒に石臼で挽き、その沈殿物を乾燥させたものです。滑らかな食感が特徴です。
求肥のもち米粉や白玉粉に水や砂糖を入れて練ったものです。砂糖が入っているため、そのまま食べることも多く、日が経っても硬くなりにくいのが特徴です。

好みはどれ?それぞれの質感の特徴

団子や餅などはそれぞれ素材が異なるため、質感にも特徴があります。ぜひ参考にして、好みや気分によって和菓子を選んでみてください。

シコシコ硬めが好きなら団子

団子は餅よりもシコシコで硬めの食感です。これは使われているお米の種類の違いによるものです。

うるち米はもち米よりも粘りが少なく、粒がしっかり硬めなので、加工してもその食感が残ります。弾力や歯ごたえが楽しめるお菓子です。
一方で、時間が経つとより硬くなりやすいという特徴もあります。

もっちり柔らかめが好きなら餅

餅はフワフワと柔らかく、伸びるのが特徴です。口の中で潰れやすいので、あんこやごまだれなど甘味とのなじみも良いです。甘いのが好きな人にぴったりですね。
また、団子よりもお米の風味を感じやすく、食べ応えもあります。

ツルツルが好きなら白玉

白玉はとにかく滑らかで、ツルツルなのが特徴です。
これは白玉粉を作る長い工程で不純物が取り除かれているためです。また、米粉の粒度が小さいほどツルツル食感になるのですが、白玉粉は石臼で挽いているため、粒度がかなり小さくなっています。餅や団子のザラザラが少し苦手な人も楽しめるお菓子です。

あんこが苦手でも楽しめる求肥

砂糖が練り込んであるため、あんこなどを合わせなくてもモチモチを楽しめるのが求肥です。粘りや柔らかさは餅と団子の間くらいで、独特の食感です。
求肥は餅よりも扱いやすく、一つの鍋で作れます。そのため家庭で大福を作る際、手軽な求肥を使う人もいます。

筆者
筆者もあんこが苦手なのですが、求肥はよくお茶のお供にしています。
和菓子

うぐいす餅は色味も綺麗です

 お花見で食べたい!春にぴったりの和菓子と豆知識

春は花や鳥を表現した美しい和菓子がたくさん登場する季節です。春にぴったりの和菓子と、ちょっとした豆知識をご紹介します。

桜餅

言わずと知れた春の和菓子、桜餅。関東の桜餅は小麦粉をクレープのように焼いて餡を包んだもので、「長命寺」と呼ばれます。対して関西の桜餅は「道明寺」と呼ばれ、米粒を大きめに砕いた「道明寺粉」が使われます。全国で広く食べられているのは、「道明寺」のようです。

いちご大福

リッチな気分になれるいちご大福。生のいちごを使うため、冬から春にかけて期間限定で発売されることが多いです。苺大福の皮には、餅や求肥が使われます。
いちご大福は他の和菓子と比べ歴史は浅く、1980年後半ごろに誕生したとされています。

筆者
和菓子の中でもいちご大福は特別感があり、毎年必ず購入しています。

うぐいす餅

うぐいす餅とは、大福のように餡を餅や求肥で包み、一箇所をつまんで鳥の形に似せた和菓子です。
表面にはうぐいす粉がまぶされ、鮮やかな黄緑色が春を連想させます。うぐいす粉とは、きな粉の一つで、青大豆を砕いて作られた粉です。味はシンプルなので、餅や餡の味をじっくり楽しむことができます。

三色団子

ピンク、白、黄緑が可愛らしい三色団子は別名、お花見だんごとも言われますね。餡が入っていないものが多く、餡や甘いのがあまり得意でない人にもおすすめです。
三色団子にピンク、白、黄緑が選ばれている理由は諸説あるようです。例えば、それぞれ「桜、よもぎ、白酒」という春のものを表している、というものなどです。

和菓子

ご自宅でも作ることができます

まとめ

意外と知らない和菓子の豆知識をご紹介しました。
和菓子は日本の四季を感じられる楽しい食べ物です。特に春は、見た目や香りも楽しめる和菓子がたくさん登場する季節です。最近はコンビニでも売っているので、ぜひ和菓子を楽しんではいかがでしょうか?
和菓子を食べる際は、ぜひ今回の豆知識を思い出して、それぞれの特徴を感じてみてくださいね。




  • この記事を書いた人
ナビゲ管理者RUI

RUI

好奇心旺盛・猫びいきなアラフォー世代。 毎日の生活から将来のことまで色々と調べたり、書いたりすること、そして読書が趣味です。 普段は主婦兼ライター、そしてミニマルに暮らすことをライフスタイルとしています。

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