「あ~あ、毎日雨で気分が乗らないなあ・・・」
雨が多い梅雨の時期はなにかと体調を崩しがちです。最近では梅雨の時期と体調不良についての関係もどんどん明らかになってきています。
本記事では梅雨時期に気を付けたい事、快適に過ごすポイントなどを紹介していきます。明るく梅雨を過ごしましょう!
梅雨を快適に過ごす
梅雨とは
日本の初夏といえば「梅雨(つゆ)」ですよね。梅雨は雨や曇りが連日降り続く時期のことを言います。テレビの天気予報などで「〇〇地方が梅雨入りしました」というお知らせを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
- 梅雨入り・・・梅雨の期間に入ること
- 梅雨明け・・・梅雨の期間が終わること
梅雨の入り、明けは地方にある気象台から発表されます。
梅雨の時期は日本列島バラバラで、北海道は梅雨がないと言われています。
梅雨時期に気を付けたいこと
梅雨の時期に特に気を付けたいことをまとめてみました。
過度の除湿
梅雨の時期だから除湿はしたほうがいいんじゃないの?と思いますが、除湿のし過ぎは体温を下げてしまいます。
除湿を全くしないというのもNGですが、適度な除湿を心がけましょう。除湿時間はこまめにチェックして、長時間除湿をONにするのは避けた方がベターです。
身体を冷やす食べ物
食べ物にはもともと身体を冷やすと言われているものがあります。夏野菜は代表的な例ですが、夏野菜のほかにも
- アイスクリーム
- 冷たい飲み物
は摂取しすぎないようにしたいものです。氷が入ったものや、冷えすぎたものは内臓を冷やしてしまいます。
洗濯物の扱い
梅雨時期の洗濯物は乾きにくく、雑菌の繁殖に繋がることも。
- 洗濯物をまとめてたくさん洗う
- 洗濯物が終わった後すぐに干さない
- 洗濯機の掃除を怠っている
上記のような行動は洗濯物に雑菌が増えてしまう原因となり得ます。
「梅雨バテ」とは?
「梅雨バテ」とは、梅雨の時期に感じる体調不良のことを言います。みなさんも梅雨の時期に「なんか体調が悪いなあ」と感じたことがあるのではないでしょうか。
頭痛は梅雨の時期に起こりやすいと言われています。ウーマンウェルネス研究会が行った「20~50代の男女810人を対象にした梅雨時期の心身の不調に関する意識調査」によると、梅雨(6~7月)に天候ストレスを最も感じるという結果が出ています。
そして約6割の人が「梅雨バテ」といわれる梅雨の時期に体調不良を感じているということが分かっています。
参考:ウーマンウェルネス研究会 20~50代の男女810人を対象にした梅雨時期の心身の不調に関する意識調査
体調不良ナンバーワンはだるさ
上記の調査によると、体調不良のナンバーワンは「だるさ」で、全体の65%以上の人が梅雨のだるさを感じていることが分かります。
参考:ウーマンウェルネス研究会 20~50代の男女810人を対象にした梅雨時期の心身の不調に関する意識調査
そのほかにも
- 憂鬱な気分になる
- 身体が重い
- やる気がしない
など、体調が悪いと感じる人が多いことがこのグラフを見ると分かります。
「梅雨バテ」の原因
梅雨バテは梅雨独特の体調不良ですが、なぜ梅雨時期に起こりやすいのでしょうか。
気圧
梅雨時期は気圧が低く、自律神経のバランスが乱れやすくなっています。
湿度
梅雨時期は曇りの日もありますが、雨の日が多く、湿度が高くなりがちです。湿度が高いと空気がジメジメした状態となり、水分の代謝や消化吸収が効率よく行われません。
結果として、食欲不振、お腹を下すなどの症状を引き起こしてしまいます。
クーラー
梅雨の時期は、外気と室内での温度差が大きくなる時期でもあります。外が暑いので薄着で買い物に出かけたら、スーパーの中がキンキンに冷えていて気分が悪くなってしまったという経験はありませんか?
このように体温の調節が追い付かずに、身体に不調が出てきてしまうこともあります。
太陽の光
梅雨の間は、曇りや雨が多く、太陽の光を浴びる回数がぐんと減ります。太陽の光を浴びると、体内ではビタミンDが作られ、カルシウムの吸収を助けています。
梅雨時期にはビタミンD不足になり、精神面が不安定になってしまうというケースも。
「梅雨バテ」対策
梅雨バテになってしまう前に、気を付けておきたい事を心にとめておきましょう。
- こまめに水分、または塩分を取る
- 無理をしない
- 直射日光を浴びないようにする(日傘や帽子を着用する)
- 涼しい服装を心がける
- 食事をしっかりと取る
- 涼しい時間帯に適度な運動をする
- 規則正しい生活を送る
外食が多いという人は、注文をするときに品数の多い定食を注文する、コンビニでお弁当を買うときには彩りの良いバランスの取れたものを購入するなどを心がけるとよいでしょう。
まとめ
梅雨の時期はどうしても気分が憂鬱になったり、体調不良を起こしがちです。季節柄のことなので仕方ないことでもあります。
梅雨バテ対策として、ジメジメして気分も滅入りやすい梅雨時期を快適に過ごすために、無理をせず規則正しい生活を送り、バランスの良い食事をとるということを心がけることが大切です。