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サステナブルで話題沸騰!ダーニング|裁縫初心者の私でもできたダーニング方法を解説

ダーニングをご存じですか?ダーニングとは、衣類の修繕技法のひとつで、破れたりすり切れて傷んだ部分を刺繍のように補修する技法です。イギリス発祥のこの技法は、衣類を可愛くお直しできるうえ、サステナブルな暮らしにぴったりということで、最近注目されています。そんな今注目のダーニングを筆者が試してみたので、感想とともにご紹介します。

ダーイング

サステナブルなダーニングはじめませんか

ダーニングでコスト、環境ともに◎

 サステナブルとは?

最近よく聞く「サステナブル」という言葉。直訳すると「持続可能な」「耐えうる」という意味です。近年、世界中で共通して作ろうとしているのが「サステナブルな社会」、つまり環境や資源を守り、安心と豊かさを持続し続けられる社会です。
環境に配慮した取り組みは各業界で始まっており、例えばファッション業界では天然素材の使用や衣服の再利用が推奨されています。

個人でも可能な範囲で環境に配慮していく必要がありますが、気軽にできる取り組みのひとつが「長く使う」ことです。長く使えばゴミも減らせ、多くの資源が削減できるからです。そこで活かせるのが今回ご紹介するダーニングです。

ダーニングとは?メリットもご紹介

イギリス発の衣類の修繕方法

ダーニングとは、イギリス発祥の伝統的な衣類の修繕方法です。英語で「縫うこと」を意味する言葉です。方法は刺繍と似ており、すり切れたり穴の空いた部分を2本の糸で編み込むように補修します。

お気に入りの衣類も捨てずに復活

ダーニングはセーターや靴下、デニムなど、あらゆる衣類に活用できます。また、刺繍糸や毛糸などお好みの糸で自由にでき、すべての道具が100円ショップなどで簡単に手に入るのも特徴です。古くなって傷んでしまったお気に入りの衣類もダーニングで気軽に復活させることができます

お直しでさらに愛着がわく

ダーニングを行うことでさらに愛着がわきます。自分で手入れをしたものは大切に使いたくなりますよね。また、少し飽きてきた衣類でも、色とりどりの糸を使うことで衣類に新しい魅力を吹き込むこともできます。

ダーニングの一例

靴下は、ダーニングに初めて挑戦するのにぴったりです。靴下は伸ばして着用するので、多少編み込みがゆがんでしまってもあまり気になりませんし、むしろ味になります。また、セーターは針を通した跡が残らず、やり直しが簡単という点で初心者にもおすすめです。

筆者
ダーイングははじめてでも取り掛かりやすいですよ!

ダーニングを実際にやってみた!

ダーニングに必要なもの

ダーニングに必要なものは下記です。

筆者
糸や縫い針、ゴムなどほとんどのものは100円ショップなどで揃えられます。
ダーニング

必要なものを揃えよう

  • お直ししたい衣類
  • ダーニングマッシュルーム
  • 糸(刺繍糸や毛糸など、なんでもOKです)
  • 針(使う糸に合わせた太さのもの)
  • ヘアゴム
  • 糸切りバサミ

専門道具がない場合は代用もOK!

ダーニングマッシュルームとは、衣類の下に当てる器具で、お玉や電球など、ドーム型のもので代用できます。また、ヘアゴムは輪ゴムで、糸切りバサミは普通のハサミでも代用可能です。

筆者
今回はお玉で代用してみました!!

基本のダーニングのやり方

ダーイング

実際に縫っていきましょう

前準備とタテ糸の処理
  1. 縫う場所の裏にダーニングマッシュルーム(おたまなど)を当て、生地を張ってゴムで留めます。
  2. ふさぐ穴の右上約5mmの場所から針を通し始めます。糸端は玉結びしなくてOKです。表から左に向かって生地を1~2mmすくい、表に出します。糸端は10cm表に出したままにしておきます。
  3. 穴の右下約5mmの場所に刺し、左に1~2mmすくって表に出します。
  4. 上記の③と④を繰返し、穴の左約5mmまで到達したら、タテ糸の作業は完了です。糸同士の隙間は糸1本分が目安です。
ヨコ糸の処理
  1. ダーニングマッシュルームを上下逆さにし、右から左へ向けて糸を通します。タテ糸を1本おきにすくい、編み込むように進みます。
  2. 左端まできたら、生地を一針すくいます。ダーニングマッシュルームを上下逆さにし、①を繰り返します。ヨコ糸は隙間を作らずに通していき、糸を寄せて編み目をギュッと詰めます。
糸の始末
  1. 生地に残っている糸に針を通し、裏に出します。
  2. 裏には縫い目が点々とあるので、5つほどの縫い目の下に糸を通し、余計な部分を切って完成です。
筆者
実際にやってみたところ、文字で読むよりも簡単にできました!筆者は裁縫初心者なのですが、これからお直しも趣味として楽しくできそうです!
ダーイング

分かりやすく色を変えてやってみました

ダーニングを実際にやってみた感想

筆者は5本取りの刺繍糸で、ズボンにあいた2cmほどの穴を補修してみました。どんな色の糸にするかを考えるのも楽しいです。小さな穴であれば、15分ほどで完成しました。また、通常の縫い物よりも、生地に針を刺す回数が少なく、簡単に感じました
ダーニングではゆがみも味になりますが、糸を通すところを間違えてしまったら、少し前に戻せるのも初心者には嬉しいところです。糸と針を抜いて好きなところまで戻れば良いのです。

ダーニングの注意点

糸の太さには注意が必要です。糸が太いほど、ダーニングした部分が厚くなってしまうので、衣類を着用して体に触れた際に違和感を覚える可能性があります。それが気になる方は細い糸を使用するようにしましょう。

ダーニングのいろいろな楽しみ方

 円形や三角形など形を変えてみる

基本の四角形意以外にも、さまざまな形で縫うことができます。縫い方は同じで、糸を渡す長さを変えるだけでOKです。

縫い糸を変えてみる

途中でヨコ糸の色や種類を変えるのも面白いです。その場合は、端まで行ってから次の糸に変えます。元々の糸端は後で処理するために表に約10cm残しましょう。

ダーイング

直す部分の色を変えればおしゃれに

まとめ

ダーニングは誰にでも簡単にできる衣類のお直し方法です。せっかく手に入れた衣類を、傷んですぐに捨てるのはもったいないですよね。道具を揃えるのも縫い方も難しくないので、傷んでしまった服や靴下があれば、一度試してみてはいかがでしょうか。丁寧にお直しすることで、世界にひとつだけの宝物になるかもしれません。




  • この記事を書いた人
ナビゲ管理者RUI

RUI

好奇心旺盛・猫びいきなアラフォー世代。 毎日の生活から将来のことまで色々と調べたり、書いたりすること、そして読書が趣味です。 普段は主婦兼ライター、そしてミニマルに暮らすことをライフスタイルとしています。

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