「読書は苦手」あるいは「本を読むのが嫌いではないけれど、読むのが遅くて本がたまっていく・・・」など、悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。しかし、読書には色々なメリットがあり、習慣化すれば良いことがたくさんです。今回は、仕事や家事に忙しい方でも簡単に実践できる読書のコツをご紹介します。
本を読むにはコツがある?
本を読むメリットとは?
筆者は「読書」が好きで、特にミステリーを好んで読んでいます。エッセイなども興味があるものは書店で購入したり、図書館や友人に借りたりと常に何か読んでいたいな~と思うタイプです。しかし、そもそも「読書」が嫌い、または苦手な方は「本」との関りがありませんよね。そのような方に知ってもらいたい、本を読むメリットをご紹介します。本を読むことで自分を少しアップグレードできたら素敵だと思いませんか?
知識や教養が身につく
読書からは、たくさんの知識や教養を身に付けられます。通常それらを身につけるためには多くの学習や経験が必要ですが、読書によって手軽に吸収できます。本には正しい情報や著者の考え、経験がたくさん掲載されているからです。
実は、名だたる経営者には読書家が多いのです。読書によって得られる知識や教養は、ビジネスや豊かな暮らしの種にもなります。
語彙力や文章力が上がる
語彙力や文章力が上がるのもメリットです。本は校正や校閲を重ねて出版されているため、正しい日本語や言い回しに多く触れられるのも特徴といえます。
豊富な語彙や文章力が生かせるのはビジネスシーンだけではありません。
想像力が鍛えられる
本を読むことで想像力が鍛えられます。活字中心の本から得られる情報は限られていますよね。人はその情報を補うために情景や状況を思い浮かべることで、想像のトレーニングができます。人の気持ちや状況を想像する力は語彙などと同様、コミュニケーションには必要です。
紙の本やKindleなら、スマホ離れできる
スマホを本に持ち替えることで、スマホ離れができる点もメリットです。スマホが必須の時代ですが、目への刺激やSNS疲れも抑えたいところですよね。紙の本やブルーライトカットされたKindle(電子書籍)を利用すれば、スマホの使いすぎ防止になります。電子書籍はハードカバーの本よりも価格を抑えて販売されているのもメリットです。
図書館を利用することで「本が増えすぎる」という問題を解決することができます。無料で利用ができますし、お財布にも優しいので筆者は頻繁に利用しています。
練習不要!本をはやく読むコツ
限られた読書時間で効率よく本を読みたいところですよね。練習不要で本をはやく読む方法をご紹介します。
目次を読む
本編を読む前準備として目次を読みましょう。これは「何が書かれているか」という全体像を頭に入れることで、情報が脳に入りやすくなるためであり、多くの読書家がおすすめしています。目次を読むことで、後述する「飛ばし読み」の箇所を見極めることもできます。
インターネットや動画で大枠をつかんでから読む
インターネットや動画サイトにある要約を見てから本を読むのもアリです。目次よりもさらに大枠をつかめます。要約で「予習」することで、文章がすっと頭に入ってくるのです。
これはビジネス書や自己啓発本など、やや難易度の高い本で効果を発揮します。さらに、内容以外の細かい表現や描写にも注目して読むことができるのもメリットです。
一字一句完璧に読もうとしなくてOK
本に書いてあること全てを読むに超したことはありませんが、興味のある部分や知らない部分だけを読んでも良いのです。完璧に読もうとすると、読書のハードルが上がり億劫になってしまいます。
意外にも、読書家の中には「飛ばし読み」をする人も多いのです。
飽きてOK!読書習慣をつけて本をたくさん読むコツ
多くの情報や思考に触れるには、色々な本を読むことが重要です。ここでは、読書のハードルを下げてたくさん読むコツをご紹介します。
読書する時間やタイミングを決める
読書習慣をつけるためには時間やタイミングを決めるのがおすすめです。「時間ができたら読む」のではなく「時間を作って読む」ようにするのです。
忙しいと読書する時間はなかなか取れないものですよね。しかし、時間を作ろうと意識してみると、ぼーっとしていたりスマホを眺めているなど、読書に替えられる時間があると気づきます。移動中や就寝間は読書に最適です。
飽きたら次、でOK!三角読みをする
「三角読み」とは、3冊の本をかわるがわる読む読書方法です。同じ本を読んでいると、飽きてくることもありますよね。その際は無理に読もうとせず、別の本に切り替えてみましょう。
飽きたらすぐ別の本に切り替えることで、新鮮さや好奇心を刺激し続けられます。
本を目に見えるところに置いておく
読みかけの本は目に見えるところに置きましょう。ちょっとしたスキマ時間にもさっと本が読めますし、「本を読む癖」がつきやすいのです。置く場所としては、ベッドの横やテーブルの片隅などがおすすめです。
まとめ
デジタル化によって活字に触れる機会が減ってきているものの、読書は私たちの生活を豊かにする上で重要です。ビジネスやコミュニケーションに生かせるヒントが、本にはたくさん詰まっているからです。読書習慣を付けるポイントは、読書のハードルを下げることや時間を作ることにあります。ぜひ今年は、たくさんの本に触れてみてはいかがでしょうか。