「平日は忙しいけれど、栄養のあるものが食べたい!」という方には、週末のつくりおきがおすすめです。週末の2〜3時間頑張れば、平日の食事がぐんと楽になります。
筆者はかれこれ5年以上、毎週のようにつくりおきを実践しています。そこで今回は筆者が母に教えてもらい、実際に作っているおすすめの簡単つくりおきメニューをご紹介します。つくりおきする際に気をつけるポイントも紹介していますので、参考にしてくださいね。
忙しいあなたに!簡単つくりおきアイデア7選
簡単つくりおきアイデア【肉・魚編】
豚の生姜焼き
生姜焼きは大人気のおかずですが、冷蔵庫で保存することで味が染み、お肉も柔らかくなります。
ボウルに豚コマと輪切りにした生姜、ネギを入れます。豚コマ300gに対して醤油、みりん、水を各大さじ2、砂糖小さじ1を加えてしばらく置きます。
フライパンでお肉の色が変わるまで炒めたら完成です。
鶏肉のチリソース
チリソースも人気の味ですよね。鶏肉で作ると、食べ応えが出ますよ!
鶏胸肉を30回ほどたたいて柔らかくし、片栗粉をまぶします。
フライパンで鶏肉を焼き、表面の色が変わったら、缶のカットトマトを入れます。一煮立ちしたら、生姜とニンニクチューブを2cmほど入れ、醤油と砂糖を大さじ1ずつ入れて煮込み、完成です。
魚の照り焼き
あまり自炊しない方にとっては、魚料理は少しハードルが高いですよね。しかし、切り身魚を使えば、失敗知らずの美味しいおかずができます。
切り身魚に小麦粉をまぶし、フライパンで焼きます。砂糖、醤油、みりんを加えて煮詰めて完成です。調味料は、切り身魚4切れに対して各大さじ2ほどが適切です。
使用する魚は、カジキや鮭などが適しています。臭みがでにくく、骨も少ないので食べやすいです。
簡単つくりおきアイデア【野菜・卵編】
味玉
味玉は小腹が空いた時の夜食にもなり、何かと便利です。
鍋に水と生卵を入れ、火にかけて好きな固さに茹でます。
粗熱が取れたら、ポリ袋にゆで卵と3倍濃縮のめんつゆを入れ、冷蔵庫で保存しておきます。とても簡単ですが、味が染みて美味しいですよ!
もやしナムル
5分ほどで完成するもやしナムルは筆者が一番よく作るメニューです。
沸騰したお湯に、もやし1袋を入れ、1分間茹でます。その後ざるに上げ、粗熱が取れたらごま油と醤油、白ゴマを各大さじ1、ニンニクチューブを2cmほど、鶏ガラスープの素を小さじ1加えて混ぜます。
白ゴマをたくさん入れると、食感にアクセントが出て美味しいです。
にんじんしりしり
にんじんしりしりとは、沖縄の郷土料理で、にんじんと卵を炒めたおかずです。
千切りにしたにんじんをごま油で炒め、しんなりしたら醤油、酒、砂糖を各小さじ1ずつ入れて馴染ませます。卵を回し入れ、火が通ったら完成です。
お好みで、白ゴマやツナを足して炒めても美味しいですよ!
セロリの浅漬け
さっぱりとした浅漬けは、箸休めにぴったりです。
セロリの筋を取り除いて、斜めに薄切りにします。葉も細かく切ってポリ袋に入れます。そこにだしの素小さじ1とお酢大さじ2、砂糖とサラダ油を大さじ1ずつ加えてポリ袋越しに手でもみます。
袋の口をしばって冷蔵庫で漬ければ完成です。セロリ以外にも、きゅうりやミョウガ、トマトなどにもアレンジできます。
つくりおきする際のコツや注意点は?
タッパーは消毒してから使う
つくりおきを安全に保存するには、タッパーの消毒が必要です。
消毒は、熱湯を用いて行います。タッパーに熱湯を入れ、上下左右に動かして隅まで熱湯を行き渡らせます。ふたも同様に熱湯をかけ、乾かしておきます。
タッパーによっては、熱湯をかけると溶けてしまうものもあります。耐熱性を確認し、耐熱温度が100度以上あるものを使いましょう。
取り分ける際は、清潔な箸を使う
タッパーから取り分ける際は、清潔で乾いた箸を使いましょう。
唾液がついていたり、湿った箸で食材に触れると、傷みやカビの原因になります。
また、複数の作り置きを取り分ける際は、おかずを取るごとにキッチンペーパーで箸先を拭うようにします。汚れや菌が他の食材に移るのを防ぎます。
保存性を高めるならお酢を入れる
夏場や、食べ切るまでに時間がかかりそうな場合は、お酢を少量加えるのもおすすめです。
お酢には防腐作用や静菌作用があり、少量垂らすだけで保存性を高めてくれます。少量のお酢であれば、加熱すれば酸味は気にならなくなるのでおすすめです。
まとめ
料理が得意ではない方にも簡単に作れるつくりおきレシピをご提案しました。上記のレシピは全て、5日前後日持ちします。
普段カップラーメンやコンビニ弁当で食事を済ませてしまう方の、ちょっとした副菜としてもおすすめです。
まずは、1品だけでも作り置きしてみてはいかがでしょうか?いつでも食べられる食品が冷蔵庫に一つあるだけで、きっと助けられるはずです。無理なく、つくりおきを楽しんでくださいね。