スマホの画面をかざすだけで支払いができる〇〇ペイが日本でも広まっています。
一方で、乱立のためかえって分かりにくいと私は感じていました。
今回は、そんな〇〇ペイの中で私が調べ、実際に最終的候補として残ったペイペイと楽天ペイに絞って、それぞれの違いや特徴を解説します。
ペイペイと楽天ペイ
加盟店数と加盟店が支払う手数料
まずは、加盟店数の違いです。
各都道府県で利用者の多い100箇所の駅周辺500mで計算すると、ペイペイは3万店舗以上あるのに対し、楽天ペイは4000店舗前後しかありません。
ペイペイはQRコード決済シェアトップを目指すために、全国に人海戦術を敷きました。
そのため、楽天ペイを始めとする他社ペイを圧倒するシェアを築いています。
シェアの差は、手数料の違いも要因にあります。
楽天が3.24%以上取られるのに対し、ペイペイは2021年9月末までは無料です。
チェーン店ならともかく、個人店の場合は手数料3%は大変重い負担になります。
これを無料にしてくれるだけで、ペイペイは導入するメリットがあるのです。
ポイント還元率
ポイント還元率にも違いがあります。
キャンペーン等の条件を除いた基本還元率でみると、楽天ペイが1%、ペイペイは0.5%です。元々はペイペイも基本1%だったのですが、直近の改悪に伴い還元率では不利になってしまいました。
これまで、ペイペイは赤字覚悟でシェアを獲得する動きをしてきましたが、シェアを獲れば「回収」に取り掛かるしかありません。
会社も慈善事業ではないので、どこかでは利益を出す必要があります。
一方、楽天ペイは通称「楽天経済圏」の一員であり、楽天ポイント会員のためのサービスを展開しており、ポイント還元率では抜かりがありません。
楽天カードからのチャージで0.5%、楽天ペイ利用時に1%の還元が受けられるので、楽天カード利用者であれば1.5%の還元を受けるのも難しくないです。
最初から楽天ペイは加盟店から3%以上の手数料を徴収しているので、1%~1.5%の還元でも十分利益が取れます。
使えるポイント、貰えるポイント
ポイントも違いがあります。
まず、ペイペイは非常に分かりにくいです。
ペイペイボーナスが付与されるのですが、Tポイントとは別の還元になります。
ペイペイとTポイントが使える店舗なら両方使えますが、片方しか対応していない店舗では片方しか使えません。
付与されるポイントが完全に別になってしまうのも、分かりにくくしている原因です。
楽天ペイは、使える/付与されるポイントは楽天ポイントで統一です。
統一されているので分かりやすく、楽天ペイを使って楽天ポイントで買い物することも可能です。
普段楽天をよく利用する人なら、楽天ペイはピッタリの相棒と言えるでしょう。
どちらを使えばいいのか
楽天ペイとペイペイの違いを見てきましたが、意外と差があると感じた人も多いのではないでしょうか?
性格の違うペイペイと楽天ペイですが、どちらを使うのが良いのか悩む方も多いと思います。
最初に結論から言えば、細かいことは考えずに両方使うのが一番良いです。
理由も含めて解説します。
①アプリを入れ、カードを発行するだけで完結するので手間がかからない
楽天ペイもペイペイも、やることは同じです。
- アプリインストール
- 対応するクレジットカードを発行
最初は手間がかかりますが、非常に簡単です。
アプリのインストールは1分で終わりますし、カードの発行も10分で終わります。
審査等はありますが、1週間程度でカードも届くでしょう。
カードの発行は、楽天ペイなら楽天カード、ペイペイならYahoo!カードが相性抜群です。
どちらもクレジットカードからチャージができますし、楽天カードから楽天ペイのチャージなら0.5%分のポイントがもらえます。
どちらのクレジットカードも年会費は無料、費用は一切かかりません。
スマホ1台で、無料で完結するので、2つ入れて損はないです。
②どちらも現金払いよりはお得
キャッシュレス化が進んだ現在、現金払いは最も損な決済手段です。
ペイペイは大都市・地方問わず様々なお店で使えますし、楽天ペイもチェーン店や主要駅の土産物売り場等で使えます。
どちらも0.5%~1.5%の還元は受けられます。現金なら1円も得られないことを考えれば、0.5%でも十分です。
③財布なしでお買い物ができる
楽天ペイだけでは心もとないですが、ペイペイもあれば大抵のお店では対応しています。
QRコード決済がなくても、クレジットカード1枚をスマホケースにでも入れておけば、ほとんどの店で買い物できます。
スマホ1台とクレジットカードさえあれば、財布がなくても問題ありません。
まとめ
ペイペイと楽天ペイを中心に解説しましたが、他にもd払いやauPay等、皆さんが普段使っているサービスによってはお得になるQRコード決済もあります。
あまり増やすとごちゃごちゃして管理が大変になりますが、余裕のある人は複数のバーコード決済を使いこなしてお得に買い物しましょう!
現金を取り出す手間もなく、非常に便利ですよ!