「日常に彩りが欲しい、癒やされたい」という方は、お部屋にお花を飾ってみてはいかがでしょうか。生のお花は、一輪でも十分存在感を発揮してくれ、心がほっこりしますよ。気になるお手入れ方法も難しくありません。今回は、お花をいつも欠かさず飾っている筆者から、お花のある暮らしのメリットや取り入れ方、お手入れ方法をご提案します。
お花のある暮らしは豊かな暮らし
お部屋にお花を飾るメリットとは?
癒し効果がある
なんといっても、お花には癒し効果があります。可愛らしいお花を見るだけで、心がどこかほっとするものです。これは学術的にも証明されているもので、お花のある部屋ですごす人はストレスが抑えられる一方、リラックス時に高まる神経の活動が高まることが分かっているのです。
季節が感じられる
お花には旬があり、春夏秋冬を感じることもできます。桜やヒマワリなどがその代表格ですが、他にも季節のお花はたくさんあります。お花屋さんの品揃えも季節によって大きく変わるため、選ぶ楽しさもあります。旬のお花を知らなくても、店員さんに聞くとおすすめを教えてくれるお店が多いですよ。
香りが楽しめるお花もある
香りの良いお花も多くあります。バラやスイートピー、フリージアがその一例で、甘い香りが楽しめます。見た目だけでなく、香りでも部屋の彩りやリラックス効果をもたらしてくれるのです。
暮らしへのお花の取り入れ方の例
玄関に
お花を玄関に飾ることで、家全体の印象が良くなり、出入りする人の気持ちも上がります。なぜなら、玄関は、家に入る際に最初に目に入る場所だからです。パッと目を引く明るい色のお花がおすすめです。不思議と、お花を飾っていることで靴や鍵など周囲の物も整理したくなるもの。おのずとスッキリとした清潔感のある玄関になりますよ。
リビングに
リビングはお花を飾る場所として最もポピュラーです。窓辺やテレビの横などに置くと目につきやすくお手入れも忘れません。お花の色によって気分が変わるので、その時々によって花色を変えてみるのもおすすめです。
ダイニングテーブルに
ダイニングテーブルにお花を飾ることで、普段の食事がより楽しくなります。よりリラックスできるほか、一緒に食事をする人との会話のきっかけにもなるためです。食事をする場所ですので、香りが控えめなお花がおすすめです。
台所に
台所にお花があれば気分が上がり、料理や洗い物がさらに楽しくなりますよ。作業の邪魔にならないよう、小ぶりな花瓶で飾るのがおすすめです。また、空き缶や空き瓶などを花瓶として再利用するなど、容器を工夫するのも面白いです。
洗面所やトイレに
無機質で暗くになりがちな洗面所やトイレにお花を飾ることで、明るい雰囲気になります。置き場所が限られているならば、小ぶりな花瓶を使った一輪挿しがおすすめです。洗面所で朝の支度をするついでに花瓶の水を交換することもできるため、手入れもしやすいです。
切り花のお手入れ方法と長く楽しむコツ
お花を買ってきたら早めに生ける
購入したお花は早めに花瓶に生けましょう。乾燥するほどお花の持ちが悪くなってしまうからです。購入した際に、切り花の根元に保水剤を入れてくれるお花屋さんも多いですが、少しずつ乾燥し弱ってきてしまいます。
また、清潔な水の中で茎を斜めに切ってから生けるのがおすすめです。この作業を「水切り」といい、生けてからの水の吸い上げをよくすることができます。
花瓶の水はこまめに入れ替える
切り花を長持ちさせるためには花瓶の水を清潔に保つことが大切です。花瓶の水は数日で雑菌が繁殖してしまい濁ってきます。この雑菌は花が傷む原因になるため、こまめに水を入れ替えましょう。理想の水替え頻度は1日1回ですが、最低でも3日に1回は替えるのがおすすめです。
また、花瓶にぬめりを感じた場合は、食器用洗剤とスポンジで落としましょう。
数日に1回、茎を切る
長く楽しむためには、先述した「水切り(水中で茎を斜めに切ること)」を数日に1回行う必要があります。水に浸かっている部分は徐々に傷んで腐ってきてしまい、水の吸収力が下がるためです。茎の先端が茶色く変色したり傷んでいるようなら、傷んでいる部分+2~5cm程度を斜めに切り落としましょう。
エアコンの風に直接当てない
切り花の多くは乾燥に弱いため、エアコンの風は大敵です。乾燥してしまうと花びらが傷んでしまい長く楽しめないため、置き場所には注意しましょう。お花をできるだけ長持ちさせたいなら、乾燥しない涼しい場所に置くのがおすすめです。
まとめ
お花を暮らしに取り入れることで生活が豊かになります。お花にはリラックス効果があり、四季の移ろいを感じることもできるからです。お花は飾り方やお手入れが難しいというイメージがある方も多いですが、気をつけるべきことは少しで、飾るハードルは高くありません。
切り花は200~300円程度から購入することができ、少しお手入れをするだけで長く楽しめますので、ぜひ気軽に取り入れてみてくださいね。