今や定着しつつある北欧のアイテムやライフスタイル。イケアをはじめとして、北欧発のお店も増えてきました。そんな北欧アイテムが私たちをひきつける理由とは何なのでしょうか?実は、北欧アイテムと日本文化は非常にマッチするものなのです。今回は北欧アイテムの魅力について、筆者が暮らしに取り入れているアイテムとともにご紹介します。
大人気の北欧アイテムを知る
北欧ってどこ?国別の特徴と魅力
北欧とは、一般的に下記の4ヶ国、またはそれにアイスランドを加えた5ヶ国のことです。
スウェーデン
スウェーデンは面積約45万平方キロメートル、日本の1.2倍ほどの国で、首都はストックホルムです。
「世界一美しい首都」といわれるストックホルムは、カラフルで歴史深い建物が並んでいます。また、街の周りが水で囲まれているため、水に反射する建物がとても幻想的です。イケアやH&Mなど、日本でも人気のあるブランドの発祥地でもあります。
参照元:外務省HP https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/sweden/data.html
フィンランド
ヘルシンキを首都とするフィンランドは、日本よりやや小さい面積約33.8万平方キロメートルです。フィンランド発祥の文化やキャラクターは、日本でも馴染み深く、サウナやサンタクロース、ムーミンが代表といえます。また、世界の「幸福度ランキング」で4年連続1位になっている「幸せな国」でもあります。
参考元:外務省HP https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/finland/data.html
国連 世界幸福度報告書2021年版 https://worldhappiness.report/
デンマーク
デンマークはコペンハーゲンを首都とし、面積は九州とほとんど同じ約4.3万平方キロメートルというコンパクトな国です。「マッチ売りの少女」や「裸の王様」などの作者であるアンデルセンの故郷でもあります。歴史を感じるお城が多く、おとぎ話の中にいるような街並みが魅力です。
参考元:外務省HP https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/denmark/data.html
ノルウェー
ノルウェーは面積38.6万平方キロメートル、日本とほぼ同じ大きさの国で、首都はオスロです。雄大な自然が魅力で、ダイナミックなフィヨルド(氷河によって作られた崖などのある入り江)やオーロラが楽しめます。また漁業が盛んで、サーモンやサバなど新鮮な魚介類は日本にも輸出されています。
参考元:外務省HP https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/norway/data.html
【筆者が実感】北欧アイテムの魅力とは?
筆者は2019年にフィンランドを旅し、北欧アイテムに触れてきました。その魅力をご紹介します。
毎日使えるシンプルさ
北欧アイテムはシンプルなデザインや作りで、毎日使い続けられるのが魅力です。北欧は日照時間が短く、家にいる時間が長いです。その分食器や家具を使う頻度も多く、毎日飽きずに使い続けられるものが愛されています。シンプルで洗練されたデザインは扱いやすく、生活しやすくしてくれます。
自然の美しさを表現している
北欧アイテムには木が使われたり、花柄や雪を表現したりと、自然を表現したアイテムが多いです。その理由は、北欧での暮らしのそばにいつも自然があるため。国土の多くを森林や河が占めており、例えばフィンランドの国土の7割以上は森林で覆われています。
日本文化と似ている
北欧アイテムは、日本の文化に似た部分があります。日本にも質素な暮らしや四季を楽しむ文化から生まれた、和家具や民芸品がありますよね。北欧アイテムはシンプルさや自然の美しさがあるとお伝えしましたが、それらは日本のアイテムにも通じています。日本の価値観と近いのも、北欧アイテムが魅力に感じる理由です。
大人にも似合う可愛らしさ
北欧アイテムには、大胆で可愛らしい装飾がされているものも多いですが、それらは不思議と大人にも似合うのです。使う色の数をおさえたり、装飾の「余白」をたっぷりとる工夫で、子どもっぽくない印象が作られています。
マリメッコのウニッコという花柄やムーミン雑貨が代表例ではないでしょうか。北欧アイテムコレクションとして集めている人もたくさんいらっしゃいます。
どの世代にも似合うアイテムが多いのもポイントと言えるのではないでしょうか。
細かなこだわりも!北欧発の人気ブランドをご紹介
北欧初の人気ブランドをいくつかピックアップしてみました。各ブランドのオフィシャルサイトもありますので是非チェックしてみて下さいね。
筆者は実際にモノを見て購入したいタイプですが、近くにお店がないブランドもあるのでオンラインストアを活用しています。
イケア
日本に13店舗を構えるイケアは、スウェーデン発の家具ブランドです。北欧らしくシンプルでおしゃれなアイテムながら、価格が安いのが特徴です。イケアのキャスター付きワゴンやフリーザーバッグは皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。アイテム数も多く、色違いやサイズ違いでアイテムを揃えられるのも特徴です。
マリメッコ
日本でもアイテムを持っている人が多いマリメッコ。フィンランド発のブランドで、ウニッコという花柄や、キヴェットという水玉柄を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。マリメッコの多くは手描きでデザインされるため、線がゆがんでいるのが特徴です。そのゆがみが、温かみやチャーミングさにつながっています。
イッタラ
フィンランドの食卓には欠かせないといわれるほど人気の食器ブランド、イッタラ。赤色の「i」のマークが特徴で、日本でもおしゃれな食器として人気を集めています。筆者も毎日イッタラの食器を使っています。シンプルで和食にも洋食にも合う、扱いやすい食器です。
stelton(ステルトン)
デンマーク発のキッチンアイテムブランドであるステルトンは、日本ではまだあまり馴染みがないかもしれません。バキュームジャグという魔法瓶ポットや、シンプルなブレッドボックスが人気です。ステルトンの特徴は、一生使える点にあります。創業当時からのロングセラー商品が多く、一部が傷んでしまっても部品を替えて使い続けられるのです。
4.まとめ
北欧アイテムは、日本の暮らしにも馴染みやすく、取り入れやすいものばかりです。
そこには、北欧の環境やライフスタイルが、日本と似ているという背景があります。
今回ご紹介したブランド以外にも、日本で手に入る北欧アイテムは多数あるので、ぜひお気に入りの一品を見つけてみてくださいね。