「まるまるさんかくしかく」をキャッチコピーとする消費者金融業者「いつも」をご存じでしょうか?
「いつも」は中小消費者金融業者です。中小消費者金融は、大手消費者金融と比べると目立った広告もなく、安心して使えるのか?と心配な人も多いのではないでしょうか。
今回は中小消費者金融である「いつも」を解説していきます。
中小消費者金融「いつも」
中小消費者金融業者「いつも」とは
実は、いつもは消費者金融としてかなり後発です。
設立は1996年で、実際に消費者金融としてスタートしたのは1997年、発祥の地は四国の高知県です。大都市圏発祥の企業が多い中で地方からスタートしました。
インターネットへの対応は早く、1999年8月から受付サービスを開始しています。
高知の地元テレビ「高知さんさんテレビ」でCMを放映していたこともあります。
その後も高知県内中心に消費者金融サービスを提供していましたが、人口減少によるマーケットの縮小等から2014年、同じく高知に消費者金融の営業所があった「株式会社K・ライズホールディングス」の傘下に入りました。
現在、株式会社いつもは吸収合併により消滅し、「いつも」の名称だけが残っています。
これは特段珍しいことではなく、消費者金融として最大手として有名な「プロミス」もSMBCコンシューマーファイナンスという会社のサービス名になっています。
会社が消滅したとしても、これまで築いた知名度、ブランドを活用していくために名前だけは残すという施策は、大手・中小問わずよくあることです。
いつもはこの合併により、競争の激しい消費者金融業界で生き残りました。
2021年現在では中小消費者金融と言われることもあり、全国からインターネット経由での申し込みが可能になっています。
【中小消費者金融で借りる】借入前に知っておきたい基礎知識!
中小消費者金融業者「いつも」のサービス内容
いつものサービス内容もご紹介します。
特徴的なサービスではありませんが、基本的に大手消費者金融と遜色はありません。
おまとめローン
現在複数社から100万円未満の借入をして、返済に苦しんでいる方への救済措置として設けられています。
本来、消費者金融を含めた貸金業者からの借入は、貸金業法に基づき「年収の1/3以下まで」と決められています。これを総量規制と言います。
おまとめローンは、複数社から高い金利で借りているローンをまとめて100万円以上の金額にすることで、金利を低くして負担を和らげるものです。
利用者にはメリットしかないため、「例外貸付」として法律上認められています。
参照:日本貸金業協会
ちなみに、複数社から借入をしていて借入総額が100万円以上の方は、おまとめローンを利用することで金利上限が15%に抑えられます。
詳細はいつものおまとめローン紹介ページに載っているので、該当者はチェックしてみましょう!
フリーローン
事業目的等でない大半の方はフリーローンになります。
いつものフリーローンは
- 上限が500万円
- 金利は4.8~18.0%
という設定となっています。
なお、初めての利用で60万円以上の借入をする方は「itsumoゼロ」というサービスもあり60日間無利息のローンが組めます。審査が通ればの話ですが、給料日までのつなぎにも使えます。
いつもは中小消費者金融としては珍しく即日審査、即日融資に24時間365日対応しており、急な出費にも十分対応できる体制が整っています。
上限金額だけ見る?
上限金額だけを見て「大手消費者金融より限度額が少ない」と否定的に紹介するサイトも見かけますが、「限度額=あなたが借りられる額」ではありません。
限度額は会社側が信用度を見て定めるので、あなたが信用度の高い人であれば大金を借りられるかもしれませんが、そうでないなら大手でも中小でも借りられる金額に大差ありません。
ビジネスローン
「脱サラして何か事業を始めたいけどお金がない」方にはビジネスローンというサービスがあります。
お金を借りると言えば銀行や信用金庫を思い浮かべる方が多いですが、基本的に「一見さんお断り」です。少なくとも、借入先の銀行に口座があって、給与等の入金を定期的にしている方でなければ融資など受け入れられません。
大手銀行や有力地銀は特に厳しく、個人向けの融資はほとんど利益になりませんので取り合ってくれない場合が多くあります。
銀行等と比べて、消費者金融は比較的緩い審査で借りられる可能性が高いです。
上限が500万円、金利は4.8~18.0%とフリーローンという金額ですが、個人事業主が融資の足しにするには十分ではないでしょうか。
中小消費者金融業者「いつも」を使うメリット
大手消費者金融と基本的には変わらないサービスを展開するいつもですが、利用するメリットを紹介します。
PayPay銀行口座登録キャンペーン(2021年7月31日まで)
期間限定ですが、
- いつもの利用
- PayPay銀行の口座開設
- 応募
という簡単な条件でPayPay銀行に2000円入金されます。
わざわざ2000円のためだけに消費者金融を利用するのはオススメしませんが、実際に借入したいと考える方にとっては願ってもないチャンスです。
PayPay銀行は旧ジャパンネット銀行で、現在はSoftbankの傘下に入っています。PayPayとの連携もできますので、開設しておいて損はありません。
当然ですが口座開設は無料です。
「いつも」のPayPay銀行口座登録キャンペーン詳細はこちら。
他の大手消費者金融に審査落ちしても通る可能性はある
どの消費者金融にも言える話ですが、審査はあくまで各消費者金融が独自に行っているものです。
もちろん、信用情報は確認されていますので明らかに信用情報に傷がついている人は通りにくいです。
ただ、ある程度安定収入があり、これまで返済不能などの事象が無かった方で大手消費者金融の審査に落ちている方は、いつもを試してみる価値はあります。
中小消費者金融業者「いつも」を使う上での注意点
ここで、いつもを使う際の注意点をご紹介します。
審査が緩いわけではない
勘違いする方が多いのですが、中小消費者金融だから審査が緩いわけではありません。
大手でも中小でも、お金が返ってこないのが最大の損失です。
あなただって、期日も守れないような適当な友達にお金を貸したいかと聞かれたら、答えはNOのはずです。
会社の規模だけ見て、中小だからと甘く見てはいけません。
店舗サービスは見込めない
高知の1店舗しかありません。どうしてもネットでの申し込みが出来ない方は電話でも可能ですが、迅速性では劣ります。
ネットからの申し込みを想定している印象で、対面サービスはないと思った方が良いでしょう。
返済方法が限られる
1店舗しかないということは、残念ながら提携ATMもほとんどありません。
そうすると銀行振込かネットバンクからの返済しかありません。
銀行振込はATMからできますが、ATMを利用する金融機関の手数料がかかります。
最も手数料が安く済むのはネットバンクになりますが、いつもが対応するネットバンクはわずか3行です。
- 四国銀行ネットバンク
- 楽天銀行
- PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
大手メガバンクのネットバンクサービスは全て非対応ですので、ほとんどの方がネット銀行の口座開設が必要です。
2021年6月現在、PayPay銀行とのキャンペーンがありますので、そちらを活用すればある程度便利に返済もできるでしょう。
とはいえ、全国に無数の提携ATMがある大手消費者金融には遠く及びません。
まとめ
ここまで、消費者金融「いつも」について解説しました。
大手消費者金融に勝てない部分はありますが、中小消費者金融の中ではネットからのサービスに早くから対応している分、ある程度便利に利用できる体制は整っています。
大手消費者金融の審査に落ち続けている方にとっては、一つの有力な選択肢です。
PayPay銀行とのキャンペーンは7月末までですので、キャンペーンが終わる前に申し込みだけでもやってみましょう!