大手消費者金融に申し込んでも審査が通らない方、いると思います。
そんな方が行きつくのが、中小消費者金融になるでしょう。
ただ、大手と比べて知名度が圧倒的に劣る中小企業だと、「大丈夫なのかな…?信頼できるのかな…?」と疑ってしまう方もいます。
今回はそんな中小消費者金融について、初めての方向けに使い方を中心に解説していきます。
中小消費者金融を利用してみたい
大手消費者金融と中小消費者金融の違い
まず、大手消費者金融と中小消費者金融の違いについて解説します。
実のところ、大手消費者金融と中小消費者金融とでは驚くような大きな差はありません。
例えば、下記については大手も中小も大差はありません。
- 金利
- 借入可能額
- 審査があること (通りやすさは別)
上限金利や借入の上限額は法律で決まっていますので、その規制は中小でも同じです。
大手消費者金融と中小消費者金融、違う点は?
さきほど大手消費者金融と中小消費者金融では大差はないとお話ししましたが、もちろん異なる点もあります。
①中小消費者金融の利便性は大手に勝てない
大手消費者金融は元々店舗網も充実しており、更にアイフル以外は大手銀行とも組んでサービスを拡充させています。
いわば物量作戦のようなサービス展開を大手が繰り広げる中で、資本力も知名度も乏しい中小に勝ち目はありません。
もちろん中小でもネットからの申し込みや即日融資対応など相当な企業努力が見られますが、努力では埋められない差があるのです。
②中小消費者金融は審査が比較的柔軟
消費者金融のビジネスモデル上、貸せる人がいないと成り立ちません。
大手のように胡坐をかいていても申し込みが来るような消費者金融なら「ほぼ間違いなく返せる人にしか貸さない」スタンスでも問題ありません。
一方、中小は知名度、資本力で大手に劣りますので「多少のリスクはあるが返せそうな人」にも貸していかないと生き残れない可能性が高いです。
そのため、機械的な審査だけではなく「実際に返せるかどうか」を柔軟に判断してくれる可能性があります。
中小消費者金融での申込み、借入方法
では、中小消費者金融の申し込み・借入方法もご紹介します。
基本的に、申込みはインターネットです。
大手と異なり提携ATMや無人契約機がかなり少なく、店舗契約は物理的に不可能だからです。
申込みページに必要事項を入力して申込みをします。審査が通れば指定の銀行口座へ振り込まれます。当然ですが口座に記録が残りますので、家族がいる方はバレないように個人用の口座を選定しましょう。
わざわざ店舗に行くよりはインターネットの方が楽で使いやすいのではないでしょうか。
ネット申し込みができる主な中小消費者金融も下記に記載しますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
・いつも
・フタバ
中小消費者金融での返済方法
中小消費者金融の返済方法も、大手と比べると限られます。
一部の例外を除いて銀行振込のみです。
ATMからの返済に対応する中小消費者金融もありますが、そもそも対応ATMの数は非常に少ないと言えます。
日本全国に店舗網がある大手とは異なり、用意された返済方法も物理的には使えません。
初心者向けQ&A集
中小消費者金融を初めて使う方、または検討されている方へQ&A集を載せておきますので、利用検討の際の参考にしてみてください。
Q1.無名企業の消費者金融って大丈夫ですか?
この記事で紹介した3つの中小消費者金融は、きちんと貸金業の登録を得た消費者金融機関ですので全く問題ありません。
ここに載せていない消費者金融も、「貸金業の登録番号(各消費者金融のホームページいずれかのページに記載あり)」があれば大丈夫です。
逆に、「審査なし」など利用者を釣るような広告がある消費者金融は、貸金業の登録がなされていないヤミ金の可能性が高いです。
闇金とは?
ヤミ金は貸金業法の規制がありませんので、年利20%以上の金利でも平気で課してきます。
一度関わると厄介なことになりますので、絶対に近づいてはいけません。
Q2.中小消費者金融だと、満足する金額は借りられないのですか?
「限度額が小さいから借りられない」と考えている人が多いですが、「限度額≠あなたが借りられる額」なので全く関係ありません。
実際はあなたの信用度によって借りられる金額は決まりますので、大手でも中小でもあなたが信用に足る人でなければ少額しか借りられません。
Q3.中小消費者金融なら審査に通りやすいですか?
審査に通りやすいか否かは断言できません。各消費者金融は、審査基準について明確なものは出さないからです。
明確な基準を出せば偽装してでも借りようとする人が出てくるので、会社を守るための当然の措置だと言えるでしょう。
ネット上にある「〇〇は緩い」「××は厳しい」等というのは、大半がただの主観です。
いくら元消費者金融機関の人だったとしても、出身でもない消費者金融の審査基準など知る由もありません。
中小でも大手でも「きちんと審査した上で返済能力がある人に貸す」という原則は同じです。
まとめ
中小消費者金融の使い方について中心に解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
「有名じゃないと何となく不安」というのは単なる印象でしかありません。
20年前と比べても、現在は貸金業法による規制強化が進み、利用者保護が進んでいます。
法律がある以上、中小も大手も同じです。
確かに利便性等細かい部分では勝てませんが、それ以外の点については中小も大手と遜色ありません。
大手消費者金融の審査に落ちている方、中小消費者金融へも目を向けてみてはいかがでしょうか。