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年代別の年収、平均値と中央値から見られる傾向とは?

年収

自分の年収は平均より上?下?

「私の年収、低すぎ…?」

同窓会、合コン、婚活など、あらゆる場所で比べられてしまうのが年収です。

特に同年代と比べて低かったりすると、気になってしまう方も多いと思います。今回は、そんな年収を年代別にみていきながら解説します。

年収の平均

20代〜50代男性の年収

まずは男性から見ていきましょう。
平均年収に関しては、国税庁による「民間給与実態統計調査」の数値を参考にします。

①20代

就職して間もない20代は、一部の人を除いて低収入です。

  • 20代前半:平均279万円
  • 20代後半:平均393万円

あくまでこの金額は平均ですので、中央値はもっと低い金額になります。

ちなみに、中央値とは「全体のちょうど真ん中の順位になるデータの値」です。
格差が広がった現在、平均より中央値の方が実感に近い値になると言われています

年代ごとの中央値は統計にありませんが、全体の平均年収と中央値の年収のデータは存在します。

  • 平均値:432万円
  • 中央値:350万円

ざっくりとした計算ですが、平均値×0.8くらいが中央値になります。

これを元にして20代男性の中央値を計算すると、以下の通りです。

  • 20代前半:223万円
  • 20代後半:314万円

②30代

昇進する人とそうでない人など、差が開いてくる年代です。

  • 30代前半:平均470万円、中央値376万円
  • 30代後半:平均528万円、中央値422万円

大手企業の社員なら年収600万円以上も珍しくありませんが、絶対数が少ないです。
中央値くらいの年収が、現実的な値と言えるでしょう。

昔は昇進、昇給などの見返りが出てくる世代でしたが、今は薄れつつあります。

③40代

  • 40代前半:平均582万円、中央値465万円
  • 40代後半:平均629万円、中央値503万円

40代は、勤続年数が増えるにつれて年収が上がっていく業界・会社なら、平均年収程度くらいは望めるでしょう。
一方で、あまりにも年収が少ない業界に所属していると、中央値の年収ですら雲の上の数値になります。

④50代

  • 50代前半:平均649万円、中央値519万円
  • 50代後半:平均629万円、中央値503万円

40代までは年齢に応じて上がっていった年収も、50代前半で頭打ちになります。
20代から30代の方から見れば高収入かもしれませんが、家庭を持って子供を育てて、となってくると全く余裕はありません。

60代以降は、大半の企業で嘱託となり大幅に年収ダウンすることが多いので、今回は割愛します。

20代〜50代女性の年収

男性と同様に、女性も見ていきましょう。

①20代

  • 20代前半:平均248万円、中央値198万円
  • 20代後半:平均328万円、中央値262万円

どうしても男性より少なくなってしまいます。
近年、女性の活躍も推進されており格差は縮小傾向ですが、男性と全く同じ平均年収になっているとは言い切れません。

人によっては結婚し、産休に入って年収が減ってしまうこともあります。
男性より非正規雇用の割合が多いのも影響しています。

②30代~50代

  • 30代前半:平均321万円、中央値256万円
  • 30代後半:平均312万円、中央値249万円
  • 40代前半:平均317万円、中央値253万円
  • 40代後半:平均323万円、中央値258万円
  • 50代前半:平均320万円、中央値256万円
  • 50代後半:平均301万円、中央値240万円

女性は男性と異なり、30代以降は年齢が上がっても全く平均年収は上がりません。
結婚や雇用形態、女性の昇進のしづらさなどが影響しています。

年収から見られる傾向

年収を見ていくと、大まかな傾向がいくつか見られます。

①女性は年収が上がりづらい

ライフイベントが多く、その際に休職や退職を強いられる女性は、どうしても年収が低くなってしまいます。
男性にも育休を認めるなど柔軟な姿勢があれば良いのですが、まだまだ浸透していないのが日本です

女性に対して長期的なキャリア形成を全く考えていない企業もあり、非正規雇用が多いのも年収の低さにつながっています。

②年功序列はあまり崩れていない

終身雇用の崩壊とニュースでは言われていますが、大半の企業で年功序列は残っています。

  • さぼってばかりいる50代平社員
  • バリバリ働く20代平社員

リストラされるリスクはあるものの、50代のほうが年収は高いです。
若い世代からは不公平に見えますが、50代の方も20代の頃はバリバリ働いていたかもしれません。

若い時に頑張った分の恩恵を、今享受しているとも言えます。

年収を上げる方法

年収の平均値、中央値から見て明らかに低い方の中で、どうしても年収を上げたい方に解説します。

年収を上げるのは相応のリスクが伴いますので、その点は覚悟の上で実行してください。

①転職する

下記の業界で平均以上の収入を目指すのは難しいと言われています。

  • 介護業界
  • 飲食業界
  • 旅行業界

年収が低いだけではなく、そこそこ重労働で拘束時間も長めです。
業界全体の利益率も悪いので、健康保険料が高くなり手取り収入も少なくなります。

年収だけ考えれば全く旨味のない業界になりますので、他の業界へ転職を考えるのも一つの手です。
転職はハローワークではなく、転職エージェントの利用をオススメします。

②副業を行う

「今の仕事は嫌いじゃないけど収入が低い…」という方は、副業をやってみましょう。
大したスキルがなくても副業はできます。

  • webライティング
  • 動画編集
  • webデザイン
  • YouTube

本業以外の自由時間を削った上で、それ相応の労力は必要になりますが、正しい努力をすればそこそこ稼げます。

クラウドワークスやランサーズ等で、自宅で簡単にできる仕事は検索できます。

年収

年収アップも夢じゃない

5.まとめ

年収は、比べ始めるとキリがありません。
例え貴方が年収1000万円だとしても、同業他社で働く友人が年収1200万円以上だと低く感じると思います。

仮に年収1億でも、もっと高い人を知ってしまうと「もっともっと…」となってしまうものです。

平均年収以下の方は多少気にしても良いかもしれませんが、年収を上げることが幸せに直結するとも限りません。

比べるのは程々にして、自分なりに頑張っていきましょう!




  • この記事を書いた人
ナビゲ管理者RUI

RUI

好奇心旺盛・猫びいきなアラフォー世代。 毎日の生活から将来のことまで色々と調べたり、書いたりすること、そして読書が趣味です。 普段は主婦兼ライター、そしてミニマルに暮らすことをライフスタイルとしています。

-家計・ファイナンス

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